医療事務は病院やクリニックの受付が仕事場となり、患者さんに近いところで業務に携わる仕事です。正確にレセプトを発行することはもちろんですが、患者さんと円滑にコミュニケーションを取るスキルも求められる、病院の顔を担う業務です。
病院であればどこでも働けるので、職場環境や勤務時間を選べるのが医療事務の魅力です。家庭の都合等で万が一、勤務する病院を変えることが続いても、資格があればスキルがあることを保証してくれるので、次の働く先を探しやすくなります。
5か月ほどかかるのが一般的ですが、内容を網羅することができれば最短1.5か月程度でも取得は可能です。慌てずに自分のペースで勉強して、合格を目指しましょう。
取得したい資格次第ですが、受験料だけなら1万円程度あれば十分です。そこに独学ならテキスト代、講座を受講するなら講座代がかかります。講座代は主催する会社にもよりますが、5万円〜10万円程度であることが多いです。
医師や弁護士と違い、医療事務の仕事は資格がなくても働けます。ただし、資格取得の過程で学ぶことは実業務に役立つことばかりなので、独学でも一通りを学んでおくのがおすすめです。
医療事務技能審査試験がスタンダードで、医療事務に関する業務能力と知識が問われる資格です。診察報酬請求事務能力認定試験、医療事務認定実務者など特定の業務に特化した資格もあるので、苦手意識のある業務の資格を取ると不安が払拭されます。
初心者推奨の資格である医療事務認定実務者、医療事務業務を網羅的に問われる医療事務技能審査試験は毎月受けることができます。まずはこの二つ、どちらかの取得を目指すのが医療事務で働く近道となります。